「母に残雪の日本アルプスを見てもらいたい」そんな思いで妹と計画した上高地旅行。
行先は秘湯中の湯温泉旅館。のんびりドライブでお昼は道の駅で高山ラーメンか飛騨牛か・・・なんて想定していたのですが、その日はなんと先日の全国大雨のあの日だったのです。
出発時には「雨で残念だね。」程度だったのですが徐々に雨風がひどくなり、心配して宿に連絡すると「安保トンネルが13:30に閉鎖される」とのこと。もう、お昼どころではありません。急いで明宝ハムを買い込み車中でかじりながら先を急ぎます。
トンネルにたどり着いたのはなんと13:10!ギリギリセーフでトンネルを通過。やれやれと安心しましたが、そこは秘境。こんな時間にチェックインしてもすることがありません。とりあえず、昼間からのんびり温泉を満喫し、食べそこなった高山ラーメンを想像しながら買ってきたカップラーメンをすすり、明日はどうなることかと不安を抱えて就寝しました。
そして翌朝。昨日の大雨がウソのような晴天!「これは日頃の行いだね。」と女三人自画自賛して納得し、この旅の最大の目的だった散策に出かけました。熊ベルも持って準備万端。雨上がりの晴天のおかげでただでさえ綺麗な空気はよりクリアで、新緑が輝く景色は最高でした(くどくど解説するより、写真をご覧ください)。
86歳の母の万歩計は一日で2万6千歩を記録。この年にしてこの健脚は驚きです。今回は想定外だらけの旅でしたが、いつまでも笑い話の種になるような思い出深いものになりました。
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